ポモドーロ法は割と有名なテクニックかなと思います。 時間を作業25分 + 休憩5分=1セットとして、繰り返していきます。 こうすることにより「時間を分割して、集中力を上がる」という訳です。
昔に実際に使ってみて、「まぁ・・・無いよりはあったらいいのかな」くらいの感覚ではあった。 Macにはポモドーロタイマーは入っているものの、気休め程度に入っている程度だった。
実践者の日本語のブログの記事をみても
- ポモドーロがあると集中出来る
- 勉強がたくさん出来るようになった
- 必ず休憩が入るので、集中が長続きする
くらいの浅い記述しかない。実際に自分もこのテクニックについて深く掘り下げようと思ってもいなかった。 実際の活用方法は全然違った。
きっかけはSoft Skills
きっかけは最近、日本語翻訳が出た「SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル」という本での記述。ここの記載で考え方がガラっと変わった。すっ飛ばして理解したい人のために、自分なりの解釈もいれたまとめは以下。
- ポモドーロの達成回数で一日の業務の終わりを定義する
- 途中でインタラプトが入った場合は、ポモドーロを失敗とする
- ポモドーロ数で1日の業務量を見積もる
私はソフトウェアエンジニアですが、業務の性質上どうしても気が散りやすい。 時間が自由だったり、インターネットに常に接続もされているので、かなり個人管理能力が問われる。
1日の作業の終了定義も難しく、長く働いたり早く帰ったりまちまちにもなりがち。 毎回同じ作業の反復であればある程度推測が出来るが、毎回新プロジェクト&新技術の多い現場だとそれも難しい。 勉強もいくらでも出来るので、ようするに自分なりの作業スコープ範囲を決めないと時間が無限に膨れ上がってしまう。
ポモドーロ・テクニックの効果
- 終了目標=ポモドーロ数とすると、必ず集中した生産的な状態を迎えて1日を終えられる
- 1ポモドーロという単位で見積もりに対して、実績の差分が正確に分かる
- 「ポモドーロを終わらせきる」という目標のために、必然的に集中せざるをえない。
- 途中で違う作業開始したら、ポモドーロ失敗。最初からやり直し。
やってみると本当にしんどい。1日8時間労働でも理論上16ポモドーロは出来るはずだが、 実際は8個くらいできたら相当凄い。
- 1日8ポモドーロを持っていると仮定。この8個をどのタスクに分解しようか、などを朝に考える。
- 8ポモドーロが達成出来たら即帰る。
- これを達成してもプロジェクトが終わらない場合は、そもそもタスク優先順位が間違ってるか、期日設定が間違っているので考えなおす。
相当な作業のストレスがなくなり、バンバン仕事も進みそうな感じがしませんか?
併用ツール
Soft Skillsの中では Kanbanflowというツールをおすすめしている。
実際に使ってみた所、たしかに素晴らしい。Trello + ポモドーロタイマーという感じで、 UIは多少雑なものの、集中力を強制的に出させる仕組みがすごい。 タスクを選んで、ポモドーロを開始でき、その作業実績も自動的に計算されるため、本質的に何時間使っているかも正確に分かる。少しでもこの記事で興味がわけば、確実におすすめ。
結論
なお、この記事は私の貴重な1ポモドーロを使って書かれた。