
人間とは恐ろしいもので、常に楽をしたいという欲求が渦巻いています。
ダニエル・カーネマンのファスト&スロー: あなたの意思はどのように決まるか?という著書の中でも、システムIとシステムIIという表現でこれを解説しています。
特にパソコンを使って仕事するのが当たり前の中、ネットサーフィンというのはなかなか大敵です。ふと、息抜きと思って開始したネットサーフィンが、気づいたらネットクルージング世界一周の旅ぐらいになってしまいます。
人間はそういうものだと割り切る
ネットサーフィンをしてしまうというのは、人間の3大欲求のような、避けようがないものと認識します。別にネットサーフィンをしても罪悪感を感じる必要はなく、「人間だからしょうがない」くらいの感覚で理解をしておけば気が楽です。「ネットサーフィンをしてしまって罪悪感を感じる。とりあえず気分が悪いから明日から仕切りなおそう」これが一番NGです。ネットサーフィンをしようと、昼寝をしようと、「人間だもの」くらいの感覚で構えましょう。1日でどれだけアウトプット出たかが一番重要です。
本題、いかにして防ぐかですが、これはシステムで防ぐのが一番です。
(1) 完全にシャットアウトしたい: HOSTSを設定
HOSTSとは本来、ドメイン名とIPアドレスを紐付けるために利用します。 Macの環境であれば、/etc/hosts を編集、Windowsも同様の設定があります。 これを活用して、全部適当なIPアドレスに書き換えてしまい、一切のアクセスを遮断します。
127.0.0.1 localhost b.hatena.ne.jp www.facebook.com
覚えやすいドメイン名というのは強力で、ついついブラウザのアドレスバーに入力してしまいます。 ブックマークをしてなかろうと、手が無意識にfaceobokなど叩いてしまいます。 HOSTSに設定さえしておけば、アクセスは不能になります。
人間は面白いもので、常にアクセスが出来ないと、アクセスすることを無意識が諦めます。 これにより、同時に人間の習慣も書き換えることが出来ます。
(2) 学習に役立てたい: アクセスリダイレクトツール
とはいえ、この「ネットサーフィンをしたいモチベーションを何か勉強に役立てたい」と感じる方も多いと思います。 そんなときはリダイレクトツールを利用します。
私はこのツールを利用して、下のような設定をしています。
www.yahoo.co.jp --> www.bbc.com
「とりあえずYahooで何かをみる」というアクションが、世界情勢の把握に早変わりです。