皆さんブックマークディレクトリを活用していますか?
昨今では、大半の業務がインターネット上のアプリで完結するようになってきました。 Excelを利用していたものが、RedmineやGoogle SpreadsheetなどそれぞれのWebベースのツールに置き換わっています。 そういった中、ブックマーク機能を利用する頻度が高まっています。
ブックマークディレクトリでは単にグルーピングして情報を整理できるだけではなく、仕事を効率化することも出来ます。 Chromeを代表するWebブラウザでは、ディレクトリにあるブックマークを一括で展開することが出来ます。 実はこの機能が非常に重要になってきます。
ポイントは「業務単位でブックマークディレクトリを作り、ディレクトリごとブックマークを開く」です。 この強力なメソッドの理由を説明していきましょう。
今何をやっているのかを明確にする
人間、無意識に作業してしまうと、自分が何をやっているか分からないことが多いです。 なんとく手元にある書類をみて、なんとなく承認非承認など処理をします。 コンピュータでも同様で、なんとなくWebサービスを開き、なんとなく目についたものをクリックしたりしてしまいます。 この「何をやっているのか分かっていない状態」というのは非常に効率が良くないです。
本来であれば、「今から書類をまとめて処理する」「まとめてメールを返信する」など明確に意識をもった上で、次々と処理したほうが効率が良いです。 当たり前ではありますが、人間にとってマルチタスクは非常に効率が悪く、作業のスイッチングコストというものは非常に脳にも負担になります。 メールを返信して、企画書の作成に戻り、メールを返信して・・・など想像するだけで効率の悪い仕事です。
そこをブックマークディレクトリを利用して作業内容を明確にさせます。
「メッセージツール」「Redmine時間確認」などグループの固まりを作成し、Cmd + クリック
を行い、
ディレクトリの中のリンクを一気に展開します。展開されたリンク先の作業を一気に処理してきます。
ついつい仕事中に見てしまいがちなメッセージ系のツールもディレクトリにまとめます。 こうすることで、メッセージ系のタスクを一括で処理することを促すことが出来、 業務のスイッチングが発生してしまう可能性を下げることが出来ます。
投入した時間が結局重要
こんな悩みが多いと思います。
- マネージャになったが、マネージメントの業務をやっていない
- 新しいプログラミング言語を学びたいが、全然出来ない
- メインの作業に取り掛かろうとしたら、夕方だ
こうした原因は単純で、「そもそも作業してない」これが殆どのケースです。 マネージャになったのであれば、必要な業務をブックマークにまとめ、そこを見る頻度を高めればいい訳です。 真正面から問題に時間を掛けて取り組めば殆どの場合解決できることが多いと経験上感じます。
スティーブ・マクラッチーの「決める」という書籍の中でも、時間確保の重要性を説いています。
書籍では、成長をもたらすゲインタスクと、成長に寄与しないペイン回避タスクの二軸に分け、
予めゲインタスクのために時間を確保して、自分の時間をなるだけ投入するべきと解説しています。
1日の大半をペイン回避タスクである「メールの返信」に時間使っていてはいくらたっても人間として成長は見込めない訳です。