英語を勉強しながら気づいた点を列挙。 これは言語学や文化学的に根拠があるものではなく、 なんとなく自分の直感で感じたものです。

主語にしたい優先度

  1. とにかく人を重要視する。ほぼ主語にしたがる。
  2. 次に自分で主体的に動くものを重要視する。(車、動物など)
  3. 最後に動かないものが主語になる。(本、椅子など)

英語では能動的に動くものを重要視しているようです。 逆に日本語では受動的なものも含め平等に考えています。

英語ではあまり受動態という形を使わないです。 受動態を使う時には、あくまでも誰がやったんかを曖昧にしたい意図の時にあえて利用することが多い感じがします。

言語が先なのか、カルチャーが先なのか分かりませんが、 この考えが、欧米でのアグレッシヴに行動する人をリスペクトするカルチャーが根付いているのではないかなとも 感じてきます。逆に日本語では、「モノにも魂が宿る」ではないですが、 能動的ではない物質もにも価値を見出し、Mottainaiのような考えが出てきた気がします。

動く=一般動詞、動かないもの=BE動詞

なぜこれに今まで気づかなかったのか分かりませんが個人的に発見です。 一般動詞は、基本的には動くものにしかつきません

脳内で理解の拠り所となる言語を利用しなくても、我々は対象物を「動く」「動かない」の判別は出来るはずです。 すると、英語を英語のままで理解できる助けになります。そういう意味でもすごい強力な法則と感じます。

  • BOOKという単語が出てくれば、80%くらいBE動詞が来ると予想
  • 逆に動くものがが主語に来ていれば、70%くらい一般動詞が来ると予想

主語が聞こえてきた段階で、ある程度どんな動詞が来るか予測できるのは、 だいぶ理解の助けになります。 日本語で会話していても、たいていそのまま100%言葉を理解している訳ではなく、 勝手に相手の人物像から会話内容を脳内で勝手に補足して理解しているはずなので。